正式な「義務教育」っていつまで?そもそもどんな制度?
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学校に通っている子供が日曜日の夜、
サザエさんを見ながら
「明日からまた学校か、面倒くさいな」
と言われたことはありますか。
これに対し「義務教育なんだから」
言う方も多くいたようです。
しかしこれは大きな間違いです。
今回はそんな
「義務教育って何?」「いつまでなの」
などの疑問をまとめました。
「義務教育」ってどんな制度?
日本国民の三大義務は
「教育」「勤労」「納税」となっています。
このなかで誤解を受けているのが
「教育」です。
教育に対する義務は
「保護者に子供が教育の場である
学校に通わせる義務」
があるという事です。
つまり、実は子供に対しては
「教育を受ける権利」があり、
義務を発生させてはおりません。
なので保護者は子供に対し
「義務教育なんだから行きなさいと」
叱るのではなく、
説明し理解させ納得させる必要があるのです。
では、
何故このような義務があるのでしょうか。
昔は保護者が学校にも行かせず、
その生活の苦しさから
働かせていた事が背景にあるようです。
また、
生活にだらしのない親が居た場合、
教育の義務を理由に
子供を離す法的措置もできるのです。
それでは義務教育の言葉の意味は
どうなるのでしょうか。
それは一部の子供が学べるのではなく、
大人が全ての子供が学べる場と時間を作る
という意味になります。
「義務教育」っていつまで?
保護者は子供に9年間の
普通教育を受けさせる義務があります。
そしてこの義務を全うするために、
国又は地方公共機関の設置する
学校の義務教育期間については、
授業料を支払わなくて良いとされています。
保護者は子供を
満6歳から満12竿まで小学校
その後、満15歳まで中学校
に就学させる義務を負っているのです。
このことから義務教育は
「中学校を卒業するま」
でと定められています。
なのでもし中学3年生の時に卒業後、
就職をしたいと選んでも構いません。
しかし、
この時はまだ未成年になりますので、
ご両親の意見をしっかりと聞いて
将来を決める事が大事になります。
どうでしたか?
実は義務教育期間中に無理やり
学校に行かすことはできないのです。
大人は子供が学校に行きやすい環境を
作ってあげなくてはいけません。
しかしこれも行き過ぎた対応をする親もおり、
自分の子供だけが
行きやすい環境を作ろうとします。
そうではなく全ての子供に権利があり、
大人は全ての子供に教育を
9年間受けさせる義務がある事を
見失ってはいけませんね。
この記事の監修者
- 年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。
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