「頂く」の「7つの意味+3つの尊敬語」まとめ!

2020.05.24

カテゴリ「言葉 尊敬語

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

日常生活において

敬語を使うことは多くありますよね。

 

敬語を正しく使えるだけで

人から一目置かれることもありますし、

間違って使っていると

相手に失礼を働くこともあり得ます。

 

中でも接客対応でよく使う

「頂く」

と言う言葉の尊敬語。

 

今回はそんな

「頂く」の意味、尊敬語

について解説していきます。

「頂く」の意味は?


 
「頂く」はカ行五段活用の動詞です。

 

「頂く」には複数の意味があるので、

敬語にするときには

どの意味で「頂く」を使用しているか

を意識しましょう。

 

「頂く」の主な意味は以下の通りです。

1.頭にのせる。かぶる。
また、頭上にあるようにする。
例:「王冠をいただく」
2. 敬意を表して高くささげる。
例:「宸翰(しんかん)をいただく」
3. 敬って自分の上のものとして迎える。
例:「有識者を会長にいただく」
4. 「もらう」の謙譲語。
例:「激励の言葉をいただく」
5. 「食べる」の謙譲語。
例:「今日はご馳走をいただきました」
6. 「飲む」の謙譲語。
例:「お酒を少しいただきます」
7. 苦労なく手に入れる。
例:「この試合はいただいた」

 
「頂く」の意味は上記のように様々で、

敬語にするときには

どの意味で使うかを意識しましょう。

 

しかし、

「頂く」はもともと謙譲語

として使う言葉です。

「頂く」「戴く」の漢字の違いは?


 
「頂く(いただく)」だけでなく、

「戴く(いただく)」

は同じ読みとして見た事ないでしょうか。

 

この2つの漢字は

頂く:本動詞として利用する場合。

戴く:尊敬の意図が多く含む場合。

を意味します。

 

特に「戴く」を用いる場合は

  • お土産を頂く:お土産をもらう
  • お土産を戴く:ありがたくお土産をもらう

といった違いがあるので

正しい文章表現を心掛けましょう。
 

「頂く」の尊敬語は?


 
「頂く」を尊敬語にするときには、

どの意味で「頂く」を使っているかを

考えましょう。

 

例えば、

「~させていただけませんか」

「~していただけませんか」

といった言い方があります。

 

自分の会社の上司から取引先へ

資料を渡したときに

「資料はいただきましたか」

と言った場合、もとが謙譲語の言葉ですから

そのまま使うと相手に

失礼に当たることがあります。

 

「頂く」を使う場合に合わせた

尊敬語を使用しましょう。

代表的なのは下記です。

①渡す:おありでしょうか
②食べる:召し上がる
③もらう:頂戴する

 
どうでしたか?

「頂く」はその頂く物に応じて

内容で変わる尊敬語になるので

注意して下さいね。

この記事の監修者

ミツキ
ミツキ
年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。

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