「頂く」の「7つの意味+3つの尊敬語」まとめ!
カテゴリ「言葉 尊敬語」
この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
日常生活において
敬語を使うことは多くありますよね。
敬語を正しく使えるだけで
人から一目置かれることもありますし、
間違って使っていると
相手に失礼を働くこともあり得ます。
中でも接客対応でよく使う
「頂く」
と言う言葉の尊敬語。
今回はそんな
「頂く」の意味、尊敬語
について解説していきます。
「頂く」の意味は?
「頂く」はカ行五段活用の動詞です。
「頂く」には複数の意味があるので、
敬語にするときには
どの意味で「頂く」を使用しているか
を意識しましょう。
「頂く」の主な意味は以下の通りです。
また、頭上にあるようにする。
例:「王冠をいただく」
2. 敬意を表して高くささげる。
例:「宸翰(しんかん)をいただく」
3. 敬って自分の上のものとして迎える。
例:「有識者を会長にいただく」
4. 「もらう」の謙譲語。
例:「激励の言葉をいただく」
5. 「食べる」の謙譲語。
例:「今日はご馳走をいただきました」
6. 「飲む」の謙譲語。
例:「お酒を少しいただきます」
7. 苦労なく手に入れる。
例:「この試合はいただいた」
「頂く」の意味は上記のように様々で、
敬語にするときには
どの意味で使うかを意識しましょう。
しかし、
「頂く」はもともと謙譲語
として使う言葉です。
「頂く」「戴く」の漢字の違いは?
「頂く(いただく)」だけでなく、
「戴く(いただく)」
は同じ読みとして見た事ないでしょうか。
この2つの漢字は
頂く:本動詞として利用する場合。
戴く:尊敬の意図が多く含む場合。
を意味します。
特に「戴く」を用いる場合は
- お土産を頂く:お土産をもらう
- お土産を戴く:ありがたくお土産をもらう
といった違いがあるので
正しい文章表現を心掛けましょう。
「頂く」の尊敬語は?
「頂く」を尊敬語にするときには、
どの意味で「頂く」を使っているかを
考えましょう。
例えば、
「~させていただけませんか」
「~していただけませんか」
といった言い方があります。
自分の会社の上司から取引先へ
資料を渡したときに
「資料はいただきましたか」
と言った場合、もとが謙譲語の言葉ですから
そのまま使うと相手に
失礼に当たることがあります。
「頂く」を使う場合に合わせた
尊敬語を使用しましょう。
代表的なのは下記です。
②食べる:召し上がる
③もらう:頂戴する
どうでしたか?
「頂く」はその頂く物に応じて
内容で変わる尊敬語になるので
注意して下さいね。
この記事の監修者
- 年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。
こんな記事を書いています
- イベント2020.06.18「先生へのお礼」にお勧めのプレゼント7選!
- 言葉2020.06.18「できない」の丁寧語は存在しない?言い換える4つの敬語とは?
- 言葉2020.05.24「頂く」の「7つの意味+3つの尊敬語」まとめ!
- 会社2020.04.10誰でもできる「手取り月収40万円」の仕事一覧・具体的な現状まとめ!