「生前整理」「遺品整理」「老前整理」の違い、意味とは?

2018.07.29

カテゴリ「イベント 生前整理

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

話題を集めつつある生前整理ですが、

以前より遺品整理、老前整理

という話も多く伺います。
 

その違いは一体何なのか?

似た言葉ですが、よく間違われて使われるので

それぞれの言葉の意味を

解説していきたいと思います。

遺品整理の意味は?

生前整理はよく遺品整理と間違う人がいます。

 
遺品整理とは

残された家族が亡くなった人の

思い出の品を残す物か

破棄する物か判断しながら

片づけて行く事を言います。
 

ポイントは

亡くなった本人ではなく

“家族が後から行う“

という点です。
 

年配の方は物を捨てる事が

「もったいない」と感じる人が多く、

結果的に大量の荷物を抱えたまま

亡くなってしまう場合が多いです。
 

その為、残された家族は

捨てて良い物なのかどうかを

一つ一つ考えながら行わなくてはならず、

量が多ければ多い程

時間がかかり負担も重くなります。
 

物の価値は人それぞれなので

残った遺品が価値のある物かどうかは

遺品整理を行う人によっても

変わってしまいます。
 

生前整理の意味は?

生前整理とは本人がまだ元気な間に

亡くなった後の事を考えて

前もって家の中の整理や

資産の整理を行う事を言います。
 

ポイントは

“本人が行う“

という点です。
 

自分自身が残りの時間を

有意義に過ごす為に行う場合と、

残される家族の事を思って

行う場合があります。
 

自分の為

  • 資産の整理をする事で
  • 自分がだれに対して何を残したいのかを

    決めておくことができる。

  • 荷物の整理をする事で
  • 余分な物を現金化したり処分して

    残りの生活に

    ゆとりを持たせることができる。

 
家族の為

  • 分が亡くなった後の
  • 揉め事を回避する事ができる。

  • 家族が行う遺品整理の負担を
  • 軽くする事ができる。

※生前整理は本人が

生前整理をする姿勢を見せ、

家族が主導で行う場合もあります。
 

また、自分達では手に負えない場合は

生前整理を専門に行っている業者に

依頼する場合もあります。
 

老前整理の意味は?

老前整理とは

自分が老後を快適に過ごす為に

身の回りを整理する事を言います。
 

老後の準備として

  • 広すぎる一軒家を処分して
  • アパートに移り住む。

  • 家の中に存在する大量の荷物を処分して
  • 部屋を広々と使えるようにする。

を行います。
 

ポイントは

“本人が行う“

という点であり

生前整理と似た印象を受けますが、

生前整理が

『人生のエンディングに向けた整理』

であるのに対し、

老前整理は

『人生の第二章に向けた整理』

である事です。

 
遺品整理はさておき、

生前整理と老前整理には

本人の意思がしっかりと反映されます。

(遺言書への記載があれば

遺品整理にも本人の意思の反映は可能です。)
 
「自分が大切にしていた物への思いを

尊重してほしい。」
 

「残された家族には負担をかけたくない。」

と考えるのであれば、

自分自身が生前整理・老前整理を行う事が

最適なのではないでしょうか。

 
共に“いつまでにやらなくてはいけない”

と言った決まりはありません。
 

少しずつでも行っていれば

体力への不安や経済的負担も軽減されますね。
 
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この記事の監修者

ミツキ
ミツキ
年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。

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