「校長先生」の宛名には5パターンあった!?

2018.09.09
2020.02.07

カテゴリ「イベント 宛先

この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。

「お世話になっている

校長先生に年賀状を送りたい」

「PTA活動で校長先生に

依頼文を送ることになった」

と言ったことがあると思います。

 

そんな時、

「宛名(宛先)をどう書けば良いの?」

とお困りの方もいることでしょう。

 

特に校長先生ともなると、

形式に厳しい方もいると思いますし

あまりこういった間違いを

したくない相手でもありますよね。

ミツキ
ミツキ
この
「校長先生への宛名」
には書き方が
いくつかあり、
使い分けがあるので
注意が必要です。

そこで今回は、シチェーション別での

宛名の正しい書き方について解説します。

「校長先生」は間違いだった!?

一般的によく使われている

「校長先生」ですが、

「校長」は「社長」と同じく

学校の責任者であるという「役職」です。

 

よって、

「校長」自体が尊敬語

「先生」も同じく尊敬語となります。

 

ですから「校長先生」では敬語が2つ並ぶ

「二重敬語」となります。

 

ここで

「敬語が2つ並ぶんだから

より丁寧な言い方じゃないの?」

と思われる方もいるかと思いますが、

二重敬語は失礼に当たるとされています。

 

よって「校長」単体で

使用するのが正しい表現です。

ミツキ
ミツキ
ただし、
これはあくまで
手紙、メール等の
文書の話です。

一般的な会話では「校長先生」

という呼び方が浸透しているので、

それで問題ないでしょう。

 

では、宛先は「校長先生」をメインに

「宛名の書き方マナー」

も付け加えていくので、

自分の当てはまる部分だけでなく

最後まで読んでみて下さいね。

「校長先生」の宛名(宛先)の一般的な書き方は?

まずは一般的な文章、例えば

「プライベートな手紙

年賀状、暑中見舞い、お礼状」

などの場合を見てみましょう。

 

名前の後ろには「様」をつけます。

ミツキ
ミツキ
一般的な文書全般に
当てはまることですが
「校長」「苗字」「名前」
の間は1マス空けるのが
マナーです。
「名前」「様」
の間はどちらでも
大丈夫です。

つまり、宛名の書き方としては

「第一小学校校長 田中 一郎 様」

となります。

「校長先生」に公の文書で出す場合は?

次に、公の文書

(事務連絡、会議案内、PTA活動の依頼など)

の場合を見てみます。

 

この場合、

格の上下を意識させない

「殿」が正しい宛名となります。

 

つまり、

「第一小学校校長 田中 一郎 殿」

と書きます。

ミツキ
ミツキ
ただし、
最近では公でも
「様」を使用することが
一般化してきているので、
「様」を使用しても
問題はありません。

「校長先生」の名前が分からない場合は?

このパターンも

意外と多いのではないでしょうか?

 

校長先生に連絡したいけど、

名前が分からないといった時です。

 

個人名が不明で、

役職者宛に送る場合は

「殿」と書くのが一番良いでしょう。

 

つまり、

「第一小学校 校長殿」

とい書き方で問題ありません。

ミツキ
ミツキ
先程は
「殿」「様」
どちらでも
良かったのですが、
「校長様」は少し
不自然なので
「殿」を使用しましょう。

「校長宛」の封筒が用意されている場合は?(入学願書等)

入学願書を提出する際などであるパターンです。

 

学校側で封筒を用意してあり、

すでに「第一小学校 校長宛」

と書かれていることが多いと思います。

 

その際は「宛」を二重線で消し、

「殿」と書き込みます。

 

こういった封筒は校長先生でなくても

基本的に「宛」を消して

「殿」「様」に変えるのが一般的です。

 

つまり、

「第一小学校 校長(宛)殿」

※宛(二重線で消す)

と書きます。

ミツキ
ミツキ
こういった
気遣いができると
「しっかりしている」
と思われるかも
しれませんね。

「校長先生」が退職後の場合は?

最後に、このパターンは

一番少ないかもしれませんが、

退職された校長先生の場合も見てみましょう。

 

最初に説明したように、

「校長」というのは肩書きですので

退職と同時にその地位を失います。

 

ですので、宛名としては

「様」が良いでしょう。

ミツキ
ミツキ
親しくしていた方
でしたら、
愛称を込めて
「先生」
でも良いでしょう。

つまり、

「田中 一郎 様」

「田中 一郎 先生」

と書きます。

 

このように実際の宛名の使い方は

内容、目的、相手方との

関係性によっても変わってきます。

 

例えば、先程の退職後でも、

校長であったことを

誇りに思っている方なら

「校長」とつけても良いと思います。

 

ただし、特に校長先生のような

年上・年配の方に出す場合、

粗相がないようにルール・マナーには

注意しておいた方が万全ですね。

「校長先生+他の先生達」の宛名(宛先)の書き方は?

ここまでで5つ紹介しましたが、

最後に少しだけ特殊なパターン

「校長先生と他の先生」

が宛先になる場合です。

 

これは少し難しい所ですが、

「第一小学校 各位」

と書くのが無難でしょう。

 

ここは本題とずれていますので、

しっかり見ておきたい方は

こちらの記事を参考にして下さいね。

この記事の監修者

ミツキ
ミツキ
年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。

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