「持って行く」の全敬語(尊敬、謙譲、丁寧)まとめ!
カテゴリ「言葉 敬語」
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日本語に独特の敬語文化について、
今回は「持って行く」
という言葉の敬語について
紹介したいと思います。
ビジネスマンには
非常によく使われる言葉なので、
敬語を確実に覚えておきたい単語ですね。
敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」
の3つの種類の敬語が存在するので、
一つずつ見ていきましょう。
「持って行く」の意味は?
「持って行く」は、
「持つ」と言う動詞と
「行く」と言う動詞が組み合わされた
「動詞」+「動詞」の言葉になります。
意味としては
何かを「持ち」
どこかへ「運ぶ・動かす」動作
を示します。
「持って行く」の敬語(尊敬語)は?
尊敬語は相手に対して
尊敬の念を表す言葉になります。
そんな尊敬語に直す場合には、
「お持ちになる」「持って行かれる」
という言葉になります。
また、応用として例を示すと、
「Aさんがその書類をお持ちになりました」
「Bさんがその書類を持って行かれました」
と言うような文章で使われます。
ただし、
尊敬語使用で間違われやすい使用例としては、
「お持ちになられる」との言い方です。
これは二重敬語と言い、
用法としては間違いになります。
この「お持ちになられる」を分解すると
「お~になる」で一つの敬語が
成立しています。
その中に「~られる」という敬語用法が
使用されていることになり、
敬語が二重に使用されていることになります。
「持って行く」の敬語(謙譲語)は?
謙譲語が話者(自分自身)の立場を
控えめに言う場合に使います。
この場合、
「お持ちする」「持って参る」
と言う用法になります。
具体的な用例で言いますと、
「A様にこの書類をお持ちします」
「B様にこの本を持って参ります」
と言うような形式で用います。
「持って行く」の敬語(丁寧語)は?
丁寧語はその名の通り、
丁寧な表現として受け取ってもらう
話法になります。
名詞の語句を丁寧語にする場合には、
「~です。」と言い、
動詞の語句を丁寧語にする場合には、
「~ます。」と言う表現方法になります。
そのため、ここで示している
「持って行く」を丁寧語に直すと、
「持って行きます。」となります。
「持って行く」の類語は?
「持って行く」という言葉を
基本とした類語には、
「持参する」「運んでいく」
「持ち運ぶ」「運び出す」
等があたります。
どうでしたか?
個人個人の使い方のクセや
その場の状況に応じて、
敬語や類語は使い分けする必要があります。
難しいですが、
少しずつ覚えていけるとワンランク上の
社会人となれるかもしれませんね。
この記事の監修者
- 年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。
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