「頑張る」の丁寧語は?他の敬語(尊敬、謙譲)も解説!
カテゴリ「言葉 丁寧語」
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「頑張る」は世界的に見ても
日本人が多く使う言葉ですね。
英語では
“Do your best(頑張ってください)”
“Do my best(頑張ります)”
「Please」「I wish」を付けるだけで
丁寧な言葉になります。
それに反して日本語では、
この「頑張る」という言葉の敬語法は
多種多様なものがあります。
では、その使用法について敬語法の
3つの分類(尊敬語、謙譲語、丁寧語)
に分けて紹介していきたいと思います。
「頑張る」の丁寧語は?
この「頑張る」の丁寧語は
「頑張ります」となります。
実はこの敬語だけは非常に簡単で、
ほぼすべての日本語は、
「~です。」「~ます。」を付ければ
丁寧な表現方法となります。
「頑張る」の尊敬語は?
尊敬語は、相手先に対して
尊敬の念を意思表示する語法になります。
つまり、
相手先が「頑張っている状態」を
尊敬をこめて言い表すことになります。
そこで表現方法としては、
「お励みになる」
「ご尽力になる」
が適していることになります。
用例としては
「Aさんは○○にお励みになっている様子です。」
「Aさんは○○の活動にご尽力になりました。」
と言うような使用方法になります。
「尽力する」も「励む」も共に
畏まった言い方ですが、
「頑張る」というフレーズ自体が
変化するので非常に難しい敬語ですね。
「頑張る」の謙譲語は?
ここでは「頑張る」という語意を
十分理解した上で、
へりくだった言い方を
することが大切になります。
謙譲的表現を示す「頑張る」の謙譲語は、
「努力させていただく」
「努めさせていただく」
と言うような表現になります。
少し直接的ですが、
「頑張らせていただく」
という表現も間違いではありません。
また、
二重敬語で使用法を誤ってしまうと
違和感のある日本語になりますので
注意して下さい。
例えば、
「ご尽力させていただく」などは
不思議な日本語になり、
よくある間違った敬語表現なので注意しましょう。
「頑張る」の言い換え「類語」は?
最後に、少し類語も見てみましょう。
ちなみに、
語意により類語は変化します。
例えば
「苦難や逆境を乗り越えていく」
という意味合いでは、
「乗り越える」「生き抜く」「耐え忍ぶ」
と言うような用語が用いられます。
更に、
「目的を達成するために努力する」
と言う意味合いでは、
「闘う」「争闘する」
と言うような言葉になります。
前者はやや消極的な雰囲気を持ち、
後者はやや積極的な意味を持ちます。
こういった類語と敬語をうまく使うことで、
人の印象は大きく変わるので
少しずつ使えるようになると良いですね。
この記事の監修者
- 年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。
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