「持って行く」の全敬語(尊敬、謙譲、丁寧)まとめ!

2019.09.26

カテゴリ「言葉 敬語

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

日本語に独特の敬語文化について、

今回は「持って行く」

という言葉の敬語について

紹介したいと思います。

 

ビジネスマンには

非常によく使われる言葉なので、

敬語を確実に覚えておきたい単語ですね。

 

敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」

の3つの種類の敬語が存在するので、

一つずつ見ていきましょう。

「持って行く」の意味は?

「持って行く」は、

「持つ」と言う動詞と

「行く」と言う動詞が組み合わされた

「動詞」+「動詞」の言葉になります。

 

意味としては

何かを「持ち」

どこかへ「運ぶ・動かす」動作

を示します。

「持って行く」の敬語(尊敬語)は?

尊敬語は相手に対して

尊敬の念を表す言葉になります。

 

そんな尊敬語に直す場合には、

「お持ちになる」「持って行かれる」

という言葉になります。

 

また、応用として例を示すと、

「Aさんがその書類をお持ちになりました」

「Bさんがその書類を持って行かれました」

と言うような文章で使われます。

 

ただし、

尊敬語使用で間違われやすい使用例としては、

「お持ちになられる」との言い方です。

 

これは二重敬語と言い、

用法としては間違いになります。

 

この「お持ちになられる」を分解すると

「お~になる」で一つの敬語が

成立しています。

 

その中に「~られる」という敬語用法が

使用されていることになり、

敬語が二重に使用されていることになります。

「持って行く」の敬語(謙譲語)は?

謙譲語が話者(自分自身)の立場を

控えめに言う場合に使います。

 

この場合、

「お持ちする」「持って参る」

と言う用法になります。

 

具体的な用例で言いますと、

「A様にこの書類をお持ちします」

「B様にこの本を持って参ります」

と言うような形式で用います。

「持って行く」の敬語(丁寧語)は?

丁寧語はその名の通り、

丁寧な表現として受け取ってもらう

話法になります。

 

名詞の語句を丁寧語にする場合には、

「~です。」と言い、

動詞の語句を丁寧語にする場合には、

「~ます。」と言う表現方法になります。

 

そのため、ここで示している

「持って行く」を丁寧語に直すと、

「持って行きます。」となります。

「持って行く」の類語は?

「持って行く」という言葉を

基本とした類語には、

「持参する」「運んでいく」

「持ち運ぶ」「運び出す」

等があたります。

 

どうでしたか?

個人個人の使い方のクセや

その場の状況に応じて、

敬語や類語は使い分けする必要があります。

 

難しいですが、

少しずつ覚えていけるとワンランク上の

社会人となれるかもしれませんね。
 

この記事の監修者

ミツキ
ミツキ
年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。

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