「危険物乙4」の正式名称は?他の資格との違いも解説!
カテゴリ「会社 資格」
この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。
「危険物乙4」の文字を目にするのは、
求人情報紙の紙面でしょう。
それは、ほとんどのガソリンスタンドの
求人情報の中に記載されています。
「危険物乙4」保有者は
「時給+50円」「月2000円別途支給」
のような表現です。
それでは、この
「危険物乙4」とは一体何でしょうか?
正式名称から他の種類の資格まで、
見ていきたいと思います。
「危険物乙4」ってどんな資格?正式名称は?
「危険物乙4」の正式名称は、
「乙種危険物取扱者第4類」
という国家資格の略称です。
この国家資格がなぜ
ガソリンスタンドに登場するのかは、
取り扱う危険物の種類を表す「第4類」に、
ガソリンスタンドで取り扱う
危険物が含まれているからです。
つまり、
ガソリン、軽油、灯油、重油は、
危険物「第4類」に含まれています。
「第4類」は引火性の液体であり、
他にもアルコール類、動植物油類なども
含まれます。
「危険物乙4」の種類の違いは?
では、甲乙丙種での違いを
見ていきましょう。
まず難易度としては、
甲種が最も難しく、
丙種が最も簡単な資格です。
◇甲種
第1類~第6類の全ての
危険物の取扱い、立会い可能
◇乙種
第1類~第6類の免状持ちの
危険物の取扱い、立会い可能
第1類:酸化性固体
第2類:可燃性固体
第3類:自然発火性物質及び禁水性物質
第4類:引火性液体
第5類:自己反応性物質
第6類:酸化性液体
◇丙種
第4類のうち、
ガソリン、灯油、軽油が取扱いのみ可能
まとめると、
「甲種」はすべての危険物について
取扱いと立会いが可能です。
「乙種」は免状を取得した「類」の
危険物についてのみ、
取扱いと立会いが認められています。
「丙種」はガソリン、軽油、灯油、重油など、
引火性液体うちの特定の危険物の
取扱いしかできず、
立会いは認められていません。
「甲種」と「乙種」は、
危険物の取扱いについて
6か月以上実務経験があれば、
「危険物保安監督者」という資格も得られます。
どうでしたか?
危険物取扱者のうち最も身近な危険物の
「類」が「第4類」です。
他の資格には、ドラマやアニメなどで
聞いたことのあるような
「ニトログリセリン」
「トリニトロトルエン(TNT)」
などの危険性が一層理解できますよ。
この記事の監修者
- 年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。
こんな記事を書いています
- イベント2020.06.18「先生へのお礼」にお勧めのプレゼント7選!
- 言葉2020.06.18「できない」の丁寧語は存在しない?言い換える4つの敬語とは?
- 言葉2020.05.24「頂く」の「7つの意味+3つの尊敬語」まとめ!
- 会社2020.04.10誰でもできる「手取り月収40万円」の仕事一覧・具体的な現状まとめ!