「読んでください」は敬語じゃない!?正しい敬語まとめ!
カテゴリ「言葉 敬語」
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「読んでください」と言うと、
普通に上司に敬語として使う言葉
だと思います。
これが間違っているわけではありませんが、
最近よく言われる
「TPOに応じて」
という意味では正しくない場合があります。
そこで今回は「読んでください」は
全敬語をまとめたので見ていきましょう。
「読んでください」の尊敬語は?
敬語にある3つの中で最もよく使われ、
比較的簡単に身についている方も
多くいる敬語話法になります。
今回の「読んでください」と言うフレーズ自体が、
すでに敬語表現として認められます。
この「~してください」
という言葉は尊敬表現になるためです。
しかし、今の時代は冒頭で言った通り、
「TPOに応じて使い分け」
をしなければいけない場合があります。
例えば、
「この書類を読んでください。」
という表現ではやや弱めな
尊敬表現になってしまいます。
少し身近な上司ではこの言い方で問題ありませんが、
社長や取引先の方などでは
言い換える必要があります。
その表現は
「お読みください」
となります。
やはり、
「どうぞ、この書類をお読みください」
と変化させることで
より尊敬の意があるように聞こえませんか?
この「どうぞ~」が入ることで、
更に尊敬の念が示されることになるので
覚えておきましょう。
「読んでください」の謙譲語は?
「読む」という言葉の謙譲語は
自分を下に見せる言葉
「拝読する」となります。
ただし、これは
「相手から示された文章を読む」場合に、
その文章が貴重で「読ませて頂きます」
という気持ちを添えての
「拝読します」と言うことになります。
つまり、
「相手に依頼する読んでください」
という時には、
謙譲して依頼するという敬語学としては
少し高等テクニックを要します。
これは、
「お読み頂けますか」になります。
「~いただけますか?」
という文章を使うことで
謙譲表現になり角の取れた
柔らかい表現になります。
「読んでください」の丁寧語は?
丁寧語は、丁寧な表現を表す言葉ですので、
「ご一読ください」が最適な表現になります。
この「ご一読ください」という表現は、
「ビジネスメール」などで
多用できるフレーズになので
覚えておくと便利です。
しかし、学生さんの場合ですと
自身の書いたレポートを先生に提出する時
「私のレポートをご一読ください」
と言うのは少々過剰な表現になってしまうので
注意して下さいね。
どうでしたか?
相手に依頼するフレーズになるので、
重要な言葉になります。
その状況に応じてうまく使い分けましょう。
この記事の監修者
- 年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。
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