「すごい」の丁寧語は存在しない!?言い換える3つの敬語とは?

2020.01.06

カテゴリ「言葉 丁寧語
すごい

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

「スゴイ!」「すげー!」など

仲の良い友達や先輩相手には

よく使う言葉だと思います。

 

しかし、聞き手が

仕事の上司、尊敬している方だと

この言葉を使うには

少しフランク過ぎますよね?

 

そこで今回はそんな

「凄い(すごい)」という言葉の敬語

について解説したいと思います。

「すごい」の意味は?

凄い

まず、「すごい」のそもそもの意味は

・並外れている

・ぞっとするほど素晴らしい

・ぞっとするほど恐ろしい

と言った意味を持ちます。

 

つまり、

「すごい」を使用する時には

「すごいと思う」を略して

「すごい!」と感嘆するような場合が

殆どと言えます。

 

また、類義語としては

・とても

・かなり

などと似た意味を持っています。

「すごい」の丁寧語は?

尊敬語

「丁寧語」は「です、ます」を

言葉の後ろにつければ良い

最も単純な敬語表現になります。

 

つまり、「すごい」と言う表現の丁寧語は

「すごいです」になります。

 

しかし、実はこれは正確な

日本語の敬語表現ではありません。

 

アニメや映画などのくだけた場面では

「社長!凄いですね!」

などの会話は多く見受けられます。

 

もちろん、その違和感はなく、

会話の流れを楽しむ為に使用されています。

 

「目上の人を褒める」というケースでは

そもそも「すごい」には設定されておらず、

大昔からの日本語の慣習としても

使用されていないのです。

「すごい」の言い換える敬語は?

つまり、

この「すごい」と言う意味を持った

「他の言葉に言い換えが必要」

と言うことになります。

 

では、この「すごい」を

言い換える単語としては、

「感服」「感銘」「敬服」を使用します。

 

用法例としては

「社長、感服いたしました。」

「先生、感銘を受けました。」

などとして使用します。

 

どうでしたか?

「すごい!」と言う言葉自体を

丁寧にしようとして

「すごいですね!」

と言うのは敬語ではありません。

 

しかし、私個人としては

違和感のない言葉にも思えますので、

状況や相手との関係性では

「感服」より「すごいです」

と言った方が自然だとは思います。

 

やはり、

「間違っている日本語=失礼」

ではなく、

時代に合った言葉を使う柔軟性も

必要なのかもしれませんね。

この記事の監修者

ミツキ
ミツキ
年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。

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