「聞きました」の敬語は?「聞く」の敬語とは違う!?
カテゴリ「言葉 敬語」
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仕事をしていく中で必ず必要となるものに、
敬語があります。
その中でも「聞く」「聞いた」の敬語は、
頻繁に使いますよね。
そこでふと普段よく使う
「聞きました。って敬語なのかな?」
と思う方も多いでしょう。
「聞きました」
は丁寧に聞こえますが、
敬語ではないんです。
では、今回は
「聞く」「聞きました」の敬語
について解説していきたいと思います。
敬語の種類は?
まず最初に、敬語を覚える為に
敬語自体のおさらいをしておきましょう。
大きく分けると
①尊敬語
②謙譲語
③丁寧語
があります。
①「尊敬語」
主に敬意を表す
「相手が行う動作」に使われます。
②「謙譲語」
基本的には
「自分が行う動作」をへりくだって
表現する敬語です。
ただし、必ずしも自分でなくても、
敬意を表す相手と自分以外の
第三者の動作に使う事もあります。
③「丁寧語」
その名の通り
「自分が丁寧に話す言葉」です。
聞き手に対して敬意を表し、
「~です」「~ます」「~ございます」
などの言い回しがあります。
「聞く」の敬語は?
では、本題の「聞きました」の敬語を
知る為に「聞く」の敬語から見ていきます。
尊敬語は、
「お聞きになる」「聞かれる」
「お耳に入る」
などがあります。
相手の動作なので
「~される」
と言った表現ですね。
例えば、
「概要について、お聞きになりますか?」
などと使います。
謙譲語は、
「伺う(うかがう)」「お聞きする」
「承る(うけたまわる)」
などがあります。
他にも、
「拝聴する(はいちょうする)」
という謙譲語がありますが、
これは非常に高い敬意を表す言葉なので
それほど使う機会はないかもしれません。
自分の動作なので、
敬語の中でも難しく
言葉自体が大きく
変わる表現です。
例えば、
「スケジュールを、お聞かせください。」
などと使います。
丁寧語は、
「聞きます」
があります。
「~ます」ですね。
丁寧語は
最も簡単な敬語なので
覚えやすいですね。
例えば、
「みんなの意見を聞きます。」
などと使います。
「聞きました」の敬語は?
では、本題である「聞きました」
これは「聞いた」を
「自分がした動作」ということになる為、
「聞く」の謙譲語を使います。
例えば、
「その件は、聞きました。」
を敬語にすると、
「その件は、伺いました。」
「その件は、お聞きしました。」
「その件は、承りました。」
などとなります。
ここで注意点が!
「その件」は
「誰から聞いたか?」
という事です。
では、
3つのパターンを見ていきましょう。
①「聞き手の関係者」
この場合は
「話を聞いた相手を立てる必要がある」
ので、先程紹介した謙譲語を使います。
例えば、
「その件は、奥様から伺いました。」
などと使います。
②「話し手の関係者」
この場合聞き手に対して、
「自分の関係者を立てる必要はない」
ので、丁寧語を使うのが適切となるんです。
例えば、
「その件は、部長から聞きました。」
などと使います。
③「その他の場合」
基本的に丁寧語で良いですが、
話の出所を伏せておいて
謙譲語を使っても良いと思います。
例えば、
「その件は、噂で聞きました。」
などと使います。
どうでしたか?
敬語の使用は難しく、
「TPOに応じて」の概念も出てきて
非常に複雑化しています。
例えば、
「読んで下さい。は敬語と思いますか?」
まだ時間のある方はこちらの記事で
1ステップ上の敬語知識を
つけておきましょう。
この記事の監修者
- 年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。
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