「ご健勝」「ご清祥」の意味には違いがあった!?

2016.04.27
2020.04.09

カテゴリ「言葉 敬語

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様々な文書の冒頭で見かける

「時下ますますご健勝(ご清祥)

のこととお喜び申し上げます。」

などの挨拶文。

 

意味は

「この頃のご健康(ご繁盛)な様子を

喜ばしく思っています」

といったところです。

 

季節を問わない決まり文句として

よく使われているフレーズです。

 

こんな文章を書く人は中々

しっかりとした礼儀ができている人です

。。。。が!

実はご健勝とご清祥、

かなり間違って使われています!

 

では、さっそく見ていきましょう。
 

「ご健勝」と「ご清祥」の意味の違いは?

冒頭で紹介した

「ご健勝」「ご清祥」

という言葉。

 

この言葉の使い分け方

はわかりますか?

 

まず

「誰に対して使うの?」

というところですが

「ご健勝」:個人に対して。

「ご清祥」:企業に対して。

と思い切り違うので気を付けましょう。

 

次に

「どんな意味で使うの?」

「ご健勝」:健康を願う気持ち

「ご清祥」:発展や繁盛を祈る気持ち

という風に相手が違うので気持ちも違います。

 

このように全く意味は違うので、

冒頭の文書で恥をかかないよう

気を付けましょう。
 

もう一つ勉強!結びの挨拶文も覚えおきましょう!

丁寧に文書を終えるために、

結びの挨拶を付け加えます。

 

こちらも

個人と企業に対して違います。

 

個人に対してであれば

①時節柄、どうぞご自愛くださいませ。

②末筆ながら、

ご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

(ご活躍をお祈り申し上げます)

 

企業に送るのであれば

①今後ともご高配賜りますよう

お願い申し上げます。

②引き続きご厚情を賜りますよう

お願い申し上げます。

 

などがよく使われています。

 

相手に伝えたい

メッセージを添えて結びの挨拶としましょう。
 

この記事の監修者

ミツキ
ミツキ
年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。

One Response to “「ご健勝」「ご清祥」の意味には違いがあった!?”

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