だるまの目はどっちから書く?置き場,有効期限は?
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だるまに願い事をかけ、
目を書き入れることを開眼と言います。
しかし、
元々だるまの目は
白目ではなかったことを
ご存知でしょうか?
昔は予め目を書いて売っていましたが、
お客に気に入られなかった
だるまは売れ残ってしまっていました。
そこで、
だるま屋の店主の考えた策が
『お客に書いてもらう』
というものです。
その習慣が現代にも受け継がれ、
開眼をするようになっています。
今回はそんな
だるまの目を書くのは右?左?
だるまの置く位置や有効期限は?
のような疑問についてまとめました。
だるまの目を書くのは左?右?
さて、だるまの目は
どちらから書くのが良いのでしょうか?
一般的には、
①願い事をかける時
左目(向かって右)を入れる
②願い事が叶った時
右目(向かって左)に入れる
です。
これは、仏教の呪文である
‘阿吽(あうん)’
からきており、
だるまの左目は‘阿’、右目は‘吽’
を表します。
阿=物事の始まり、
吽=物事の終わりを意味します。
そして、
左目から書く理由は、
陰陽五行からきている
とも言われており、
物事は東より生まれ、
西で終わるようです。
さらに、
東は左をさし、西は右をさす
と言われています。
だるまを南向きに置いた場合、
東は左目の位置になり、
西は右目の位置となります。
このような言い伝えにより、
そのような書き順が
一般的となっています。
しかし、
だるまには多くの種類があり、
地域や宗派、願い事によって
書き順が異なる場合があります。
選挙にて当選を願う場合、
右目(向かって左)から
入れることが多いです。
その為、
購入の際にどちらの目から
書くのかを確認するのが良いでしょう。
だるまの置き場は?
次に置き場ですが、
最近では特に決まりはない
とされています。
ただ、
良いとされているのは、
リビング等の家族が
目にしやすい場所です。
また、
受験の場合は机に置くのも
良いとされています。
だるまは縁起物ですので、
埃やカビが生えないよう、
綺麗な姿を保つように心がけてください。
透明なケースに入れて飾るのも
1つの方法です。
だるまの向きは
南から東の方向へ置くのが
良いとされています。
間違っても北向きは避けましょう。
だるまの有効期限は?
最後に、
だるまの有効期限は1年間
とされています。
例え願い事が叶わなかった場合でも、
年の終わりか年度の終わりには
右目を入れましょう。
その後、きちんと供養します。
供養方法は購入した場所での
引き取りやお寺に納めてもらう、
どんど焼きにて供養する方法があります。
だるまは仏教僧侶の
達磨大師が由来である為、
神道の宗教施設である神社は避けます。
仏教の宗教施設であるお寺にお願いしましょう。
以上のように、
だるまに触れる際には
様々な決まり事があります。
正しい知識を学んだ上で、
触れていきたいものです。
この記事の監修者
- 年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。
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