年賀状「賀正」「迎春」「謹賀新年」の意味,英語は?
カテゴリ「言葉 類語」
この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
早くも年賀状のCMが
流れる季節になりました。
最近は年賀状作成ツールで
簡単に作れるようになっています。
「賀正」「迎春」「謹賀新年」
などの賀詞には様々な意味があって、
出す相手によっては
ふさわしくないものも
あるのはご存知でしたか?
どれも年賀状でよく見かける賀詞で、
年が明けおめでたい
気持ちが表されています。
賀詞とはお祝いの言葉という意味です。
それぞれの賀詞の意味と
正しい使い方を調べました。
今から作成する方の参考になれば嬉しいです。
「賀正」「迎春」「謹賀新年」の意味は?
漢字の賀詞には
色々ありますが、
それぞれに意味があります。
「賀正」(がしょう)
→正月を祝う
「迎春」(げいしゅん)
→新年を迎える
「謹賀新年」(きんがしんねん)
→謹んで新年をお祝い申し上げます
「恭賀新年」(きょうがしんねん)
→うやうやしく新年をお祝い申し上げます
「頌春」(しょうしゅん)
→新年をたたえる
ちなみに
2文字の賀詞は、
上司や取引先への年賀状には
使ってはいけません。
相手を敬う気持ちを表す
「謹」や「恭」
などの漢字が使われて
いないためです。
「新年明けましておめでとうございます」は間違い!?
「新年明けましておめでとうございます」
って普通に使いそうですよね?
実は避けた方がいいようです。
「明けまして」の部分に、
新年が明けたという意味が
含まれているので間違いです。
気を付けましょう。
文章の賀詞で正しいものは下記です。
「明けましておめでとうございます」
「新年おめでとうございます」
「謹んで初春のお慶びを申し上げます」
また、漢字の賀詞の後に
「謹賀新年」
「明けましておめでとうございます」
と書きたくなりますが、
賀詞が重複したおかしな
年賀状になるので
これも要注意です。
「 A HAPPY NEW YEAR」は間違い!?
英語で新年のあいさつをする場合、
「HAPPY NEW YEAR!」
→あけましておめでとうございます
が有名です。
しかし
「A HAPPY NEW YEAR」
にならないようにしなければいけません。
「A」がつくと「良いお年を」となり、
年末の挨拶になってしまいます。
「A」をつける場合、
「I WISH A HAPPY NEW YEAR」
いい年でありますようお祈り申し上げます
なんてのもいかがでしょうか?
年賀状で使ってはいけない「忌み言葉」
年賀状に適さない「忌み言葉」
がいくつかあります。
例えば
「去る」「枯れる」「衰える」
など、マイナスイメージの
強い言葉や漢字は避けます。
例えば
「去年はお世話になりました」
などつい書いてしまいそうですね。
この場合は
「昨年は」「旧年中は」
などと言い換えるとよいでしょう。
気に入った賀詞素材を雰囲気が
気に入っただけで選ぶと、
自分や家族が恥ずかしい
思いをするかもしれません。
出す相手にふさわしい年賀状
になっているか、
よく考えて作ることが大事です。
では、しっかり作った年賀状。
12月25日
までに投函しましょう!
この記事の監修者
- 年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。
こんな記事を書いています
- イベント2020.06.18「先生へのお礼」にお勧めのプレゼント7選!
- 言葉2020.06.18「できない」の丁寧語は存在しない?言い換える4つの敬語とは?
- 言葉2020.05.24「頂く」の「7つの意味+3つの尊敬語」まとめ!
- 会社2020.04.10誰でもできる「手取り月収40万円」の仕事一覧・具体的な現状まとめ!