年賀状「賀正」「迎春」「謹賀新年」の意味,英語は?

2016.08.20
2020.04.09

カテゴリ「言葉 類語

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

早くも年賀状のCMが

流れる季節になりました。

 

最近は年賀状作成ツールで

簡単に作れるようになっています。

 

「賀正」「迎春」「謹賀新年」

などの賀詞には様々な意味があって、

出す相手によっては

ふさわしくないものも

あるのはご存知でしたか?

 

どれも年賀状でよく見かける賀詞で、

年が明けおめでたい

気持ちが表されています。

 

賀詞とはお祝いの言葉という意味です。

 

それぞれの賀詞の意味と

正しい使い方を調べました。

 

今から作成する方の参考になれば嬉しいです。

「賀正」「迎春」「謹賀新年」の意味は?

 

漢字の賀詞には

色々ありますが、

それぞれに意味があります。

 

「賀正」(がしょう)

→正月を祝う

「迎春」(げいしゅん)

→新年を迎える

「謹賀新年」(きんがしんねん)

→謹んで新年をお祝い申し上げます

「恭賀新年」(きょうがしんねん)

→うやうやしく新年をお祝い申し上げます

「頌春」(しょうしゅん)

→新年をたたえる

 

ちなみに

2文字の賀詞は、

上司や取引先への年賀状には

使ってはいけません。

 

相手を敬う気持ちを表す

「謹」や「恭」

などの漢字が使われて

いないためです。
 

「新年明けましておめでとうございます」は間違い!?

 

「新年明けましておめでとうございます」

って普通に使いそうですよね?

 

実は避けた方がいいようです。

 

「明けまして」の部分に、

新年が明けたという意味が

含まれているので間違いです。

気を付けましょう。

 

文章の賀詞で正しいものは下記です。

「明けましておめでとうございます」

「新年おめでとうございます」

「謹んで初春のお慶びを申し上げます」

 

また、漢字の賀詞の後に

「謹賀新年」

「明けましておめでとうございます」

と書きたくなりますが、

賀詞が重複したおかしな

年賀状になるので

これも要注意です。

 

「 A HAPPY NEW YEAR」は間違い!?

 

英語で新年のあいさつをする場合、

「HAPPY NEW YEAR!」

→あけましておめでとうございます

が有名です。

 

しかし

「A HAPPY NEW YEAR」

にならないようにしなければいけません。

 

「A」がつくと「良いお年を」となり、

年末の挨拶になってしまいます。

 

「A」をつける場合、

「I WISH A HAPPY NEW YEAR」

いい年でありますようお祈り申し上げます

なんてのもいかがでしょうか?

 

年賀状で使ってはいけない「忌み言葉」

 

年賀状に適さない「忌み言葉」

がいくつかあります。

 

例えば

「去る」「枯れる」「衰える」

など、マイナスイメージの

強い言葉や漢字は避けます。

 

例えば

年はお世話になりました」

などつい書いてしまいそうですね。

この場合は

「昨年は」「旧年中は」

などと言い換えるとよいでしょう。

 

気に入った賀詞素材を雰囲気が

気に入っただけで選ぶと、

自分や家族が恥ずかしい

思いをするかもしれません。

 

出す相手にふさわしい年賀状

になっているか、

よく考えて作ることが大事です。

 

では、しっかり作った年賀状。

12月25日

までに投函しましょう!

 

この記事の監修者

ミツキ
ミツキ
年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。

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