「会う」の尊敬語は2つ?他の敬語(謙譲、丁寧)も解説!

2019.08.03

カテゴリ「言葉 尊敬語

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

日本語の学習において、

最も難しい問題と言っても

過言ではない敬語。

 

訪日外国人の多くも、

日本語学習において敬語には

相当苦労しているのが実態です。

 

英語圏やその他の言語圏でも

敬語は存在しますが、

日本語ほど難しいものはない

と言われています。

 

歴史的に儒教社会であった日本において、

上下関係を重んじる文化が

長く続いたことが一因です。

 

ここで、紹介する「会う」という言葉も

難しい敬語の一つと言えます。

では、まずは尊敬語から見ていきましょう。

「会う」の尊敬語は?

ここで紹介する「尊敬語」は、

動きや存在の主体を高位に持ち上げ、

その対象(人)に対して敬意を

示すものとなります。

 

したがって、ここでのテーマである

「会う」を尊敬表現に直すと、

①「お会いになる」

②「会われる」

と言う表現になります。

 

例を挙げると、

「(相手に対して)○○さんには、

お会いになりましたか?」

「社長にお会いになりましたか?」

という使用法で使われます。

「会う」の謙譲語は?

「会う」というフレーズの「謙譲語」は、

動きや存在の主体を低位に下げて、

その対象(人:聞き手)に対して

敬意を表現する言葉です。

 

少し複雑な構造を持った言い方になります。

 

ここでのフレーズである

「会う」を謙譲表現に直すと、

①「お目にかかる」

②「お会いする」

と言う表現になります。

 

ここで「んっ?さっきとほとんど同じ?」

と思った方もいるかもしれません。

 

やや複雑な表現で、

「お会いする」:謙譲語

「お会いになる」:尊敬語

になり、多くの人が混乱するようです。

 

似た文字面のように見えますので

複雑になります。

 

そこで類語を使用して、

「会う」の尊敬語を

「お会いになる」として覚えておき、

「会う」の謙譲語を

「お目にかかる」と覚えておくと

良いかもしれませんね。

 

では、具体的な例を見てみましょう。

「お目にかかることが出来て大変嬉しいです」

「またお会いできることを楽しみにしています」

と言った表現になります。

「会う」の丁寧語は?

この「会う」の丁寧語は、そのまま

①「会います」

になります。

 

単純丁寧な表現を行うことが丁寧語ですので、

これは簡単ですね。

 

丁寧語の場合は、殆どの日本語の場合

「です、ます」を文末に付けることで

成立するものが多いです。

 

どうでしたか?

「会う」という言葉一つで

ここまで複雑な敬語。

 

難しいからこそ、きちんと使いこなせると

礼儀正しい日本人の良さが

出るのかもしれませんね。
 

この記事の監修者

ミツキ
ミツキ
年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ