とんでもございません。は間違いだった!?正しい言い方とは?

2016.05.02
2020.04.09

カテゴリ「言葉 敬語

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

電話応対は、慣れないと

なかなか難しいかもしれません。

 

特に、

敬語をうまく使うことができずに、

悩んでいる方もいることでしょう。

 

また、自分は問題なく

応対できていると思っていても、

実は間違えている敬語があるかもしれません。

 

「とんでもございません」

なんてのは使っている方

多いんじゃないでしょうか?

 

間違いですので、

しっかり読んで直しましょう。

 

今回は電話対応における

敬語の3つの基礎

間違いやすい敬語4つ

紹介したいと思います。
 

尊敬語とは?


 
まずは、

尊敬語を知りましょう。

 

尊敬語とは、

「相手に対して敬意を表す言葉」

です。

 

例えば、

「行く」の尊敬語は

「いらっしゃる」です。

 

実際の電話の際には

「~様はいらっしゃいますか?」

と使います。
 

謙譲語とは?


 
次は謙譲語です。

 

謙譲語とは、

「自分がへりくだり敬意を表す言葉」

です。

 

自分が行動する言葉には謙譲語を使います。

 

例えば、

「食べる」は「いただく」

「見る」は「拝見する」

「行く」は「参る」「伺う」

です。

 

実際の電話の際には、

「~を拝見したのですが・・・」

のように使います。
 

丁寧語とは?


 
最後は丁寧語です。

 

丁寧語は、

「物事を丁寧に表現する言葉」

です。

 

「です・ます。」や「ございます」

などが丁寧語です。

 

「行く」の場合は、

「行きます」です。

 

このように、

尊敬語・謙譲語・丁寧語

を覚えておけば、

問題なく電話応対が

できるようになります。
 

「とんでもございません」は間違い!?


 
よくある間違いとしては

二重敬語があります。

 

二重敬語とは、敬語を2つ

付けてしまうことです。

 

これは間違いですので、

注意するようにしてください。

 

一見丁寧な表現に感じますが、

違和感がある表現です。

 

電話応対で間違いやすい敬語として、

「とんでもございません」

という方はとても多いです。

 

もともと

「とんでもない」

で一つの言葉です。

 

よって、

「とんでもないです」

が正解です。
 

「~のほう」は間違い!?

 
他にもたくさんあります!

「~のほう」というのも間違いです。

 

これもよく使われるのですが、

使わないように気をつけましょう。

 

例えば、

「お時間の方、よろしいでしょうか?」

という表現は間違いで

「お時間、よろしいでしょうか?」

が正解です。
 

「拝見させていただく」は間違い!?

 
さらに、

よくある間違いとしては

「拝見させていただく」

です。

 

実は「拝見」という部分で、

すでに敬語(謙譲語)になっています。

 

それに対し、

さらに「させていただく」

と言った言葉をつけるのは、

二重敬語です。

 

この場合、

「拝見する」

「拝見します」

が正しい敬語です。
 

「お越しになられる」は間違い!?

 
最後に

「お越しになられる」

も間違いだとうことは分かりますか?

 

これも二重敬語で、正しくは

「お越しになる」

「いらっしゃる」

です。

 

電話応対の敬語について

学んできましたが、いかがでしたか?

 

敬語はとても間違いやすいものなので、

誰もが間違えたことがあるでしょう。

 

少しずつでいいので、

間違いやすい敬語から

理解していくことからお勧めします。
 

この記事の監修者

ミツキ
ミツキ
年間300冊の本を読む「読女」です。皆さんから「分かりやすかった!ためになった!」などのコメントを多く頂き、喜んでいる単純な娘です。

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